Iranの旅:テヘランからエスファハーンへ移動
(2012年5月 テヘラン)
5月8日(火)~12日(土)の短い間、イランを旅しました。イランは日本の4倍の広さがあり、都市間の移動インフラがいま一つです。旅といっても5日間ですから、限られたものです。
5日間でテヘラン~エスファハーン~シラーズ(ペルセポリス)辺りは回りたいと思っていました。移動が上手くいけばプラン的には無理はないのですが、それには飛行機をブッキングするか、夜行バス(または夜行列車)で移動するかということになります。
各都市間の移動は、飛行機なら国内線で1時間位です。バスや列車では6時間前後掛かりますので、1日掛かりの移動(または夜間の移動)になってしまいます。効率よく回るには飛行機が一番!
国内線も日本人からすると料金も1フライト、5,000円位ですから(バスは500円位!!)飛行機で移動が出来るといい!のですが、イラン国外から事前にブッキングが出来るのは、イラン航空でイランに入国するのであれば、国内線もブッキングできるのだけど、他のキャリアで入国した場合は、イランに入ってからイラン航空のカウンターで買うことになります。
イラン人は旅行が好きとも聞きましたが、週末(イスラムなので金曜日)にフライトをブッキングしたくても、結構混んでいて、キャンセル待ちになります。列車も結構混んでいて、結局移動はバスが本数もありなんとか席が確保出来そうという感じです。
テヘランへの戻りを考えると、遠くに行き過ぎて帰りのフライト、列車、バスが満席なら、もうタクシーしかありません。タクシーでテヘランに戻って来るには遠くに行き過ぎないことがポイントになります。
それで今回、イランで週末が入り、フライト、列車が満席、バスも残席僅か…なんて感じでしたので、シラーズまで行かずに、エスファハーンを十分に堪能することにしました。シラーズは今回は諦めました。。。
5月8日午後1時過ぎにテヘランに入り、市内の中心へ。先ずは郵便局で切手を買ったり、文房具屋さんでエアメール封筒をチェックしないと気分が落ち着かないので、中央郵便局に向かいました。(イランの郵便局・切手のことはまた改めて、書きます。)
それから市内中心の文具屋地区(イランでは同業者が軒を連ねている)に行き、5~6件回って、1軒でエアメール封筒をゲット。ちょっとは心が落ち着いて、5時の友人との待ち合わせ場所に向かい、今回の予定や手配を完了している友人と落ち合いました。
スケジュールではその日の夜行バスでエスファハーンに向かうとのことで、夜行バスのチケットは用意されていました。6時間ほどのドライブで料金が500円位というのは、ちょっとビックリ!
また実際に10時発の夜行バスに乗ってビックリ!ちゃんと冷房の効いたきれいなバスで、なお、スナックとドリンク(チェリージュース)も付いているのです!500円でさらにスナックも付いて、儲けが出るの?と経営が心配になります。
快適なドライブでいつの間にか眠ってしまい、4時頃、エスファハーンに着いた!と起こされました。
といっても、まだまだ真っ暗!
エスファハーンのどの辺りに到着したのか? バスを降りると10人くらいのタクシードライバーに囲まれ、ホテルはどこか? 何処に行くのか?とワイワイザワザワ!!もうどうしたらいいのやら!です。
エスファハーンのホテルも決めずにやって来てしまったのですから、ホテルは何処か?とタクシードライバーたちに騒がれても、言いようがないし…
ガイドブックにあった、そこそこよさそうなSafirホテルにとりあえず行くことにしました。とにかく町の中心にあり、そこがダメでも他のホテルが近くにあるだろうと、簡単に考えてそこのホテルにしました。
タクシーに乗ってみて驚いたことに、長距離バスの停留所がかなり町の中心から離れていることでした。とても歩ける距離ではない!タクシーがいなければお手上げ!でした。
明け方のホテル到着で、予約もありませんでしたが、部屋が空いていたので、宿泊することにしました。部屋にシャワーもトイレもあるし、清潔な感じですし、とにかく眠かった!!のです。
せめてトイレとシャワーが部屋にないと、夜中にトイレに行くにも女性はホテルの廊下でも公共の場になり、スカーフを被り、肌を見せない服装をしなくてはならないので、いちいち面倒なんです。
ざっとシャワーを浴び、ベッドに倒れ込んだのでした!
友人たちは10日間ほどイランを回りますが、私は5日間だけなので、12日の12時にテヘラン、エマーム・ホメイニ空港に到着していなくてはならず、11日の内にテヘランに戻っていたいと考え、11日に飛行機が取れれば、国内線で、それがだめなら昼間のバスで移動しようと思っていました。
エスファハーンに着いて、夜が明けたら、先ず11日のテヘラン戻りの交通機関を確保することでした。
本当に個人旅行は、時間に余裕があるなら、時間に追われずに楽しめますが、限られた時間内で移動となると、せかされるというのか、交通機関や、その予定によってはホテルも決められません。そういう交通機関の確保や宿探しに時間を使うことになり、こんな行き当たりばったりのバックパッカー的な旅行をするつもりはなかったのだけど、そういうことになってしまいました。
しかしそういう旅行は、パッケージと違って現地の人たちとの交流もあり、思わぬサプライズがあるものです。そのことはまた次に!
by airmail-trvler
| 2012-05-17 02:40
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