Iranの旅:イラン人の家庭で!

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(2012年5月 エスファハーン)


 イランの国内線、エスファハーンからテヘラン行の飛行機の中で知り合ったイラン人女性メリさんのテヘランのお宅(マンション)に訪ねることになりました。

 7時の約束に間に合うように、ホテルのコンシェルジュに住所を見せて、タクシーでどのくらい時間が掛かるのか?テヘラン市内の夕方の渋滞も考慮して、6時過ぎに手土産のクッキーを持ってタクシーに乗りました。

 まだ明るかった市内ですが、郊外に向かうにつれ、夕方の渋滞に巻き込まれて、目的地に着いた時には7時近くで暗くなっていました。郊外に行くような感じでしたが、郊外ではなく、中心から少し離れた外国の大使館の多い落ち着いた高級住宅地で(東京の田園調布??)、セキュリティーのしっかりしたマンションの前でタクシーが止まり、ドライバーさんがそのマンションを指差し「そのマンションだよ!」と言わんばかりです。料金を払って、部屋番号のボタンを押して、応答を待ち…
 飛行機で会ったメリさんの声がインターホンから聞こえ、中に通されました。

 エレベーターで4階に上がり、部屋まで行きチャイムを押すと、中から普段着!のメリさんがにこやかに出て来て、もう長年の友人のようにハグして、家の中へ!数時間前に知り合ったとは思えない親密さ!

 豪華なデザインの家具が置いてあるリビングに通されました。部屋も何部屋?あるのか、かなり広いマンションで、絵画、調度品、家具とそれなりの豪華なものが置いてあり、リビングには80インチのTVも置いてあります。
 お金のある方だとは思いましたが、こんなにものが揃っているとは(失礼!)思っていませんでしたので、もうビックリしました。

 家にはメリさんの他に次男も母親に会いに来ていました。メリさんの家族はご主人と息子が2人で、長男は新聞にも出るような成功したお医者さん、目の前にいる次男はエンジニアだそうで、英語が堪能です。もうこちらの質問攻め!です。

 あなたのような20代の独身に男性は休みの日になにをやっているの?仕事はどう?テレビはいつも見ているの?好きな食べ物は?彼女は?なんて、どうでもいいことばかり尋ねていたような…

 呆れもせずに彼は丁寧に答えてくれましたよ。彼の兄であるドクターが2頭の馬を持っているので、休みの日は乗馬をしたり(すごい趣味!)、またイラン人全般が車が好きだというので、ドライブや車での旅行、特にカスピ海に別荘もあるので(テヘランから車で5時間くらいでカスピ海に行けるとか)そちらに行ったり、山にハンググライダーをやりに行ったりするとか。(イランの若い女性もハンググライダーをするそうです!)

 車も好きだそうで、今持っている車をレクサスに変えたいとか母親も次は韓国の高級車に買い替えるとも。ガソリン代は、産油国なのでリッター当たり20円だそうですが、それでもインフレで値上がったと文句を言っていました。(去年は8円位だったとか!値上げのすごさに文句を言いたくなるのはわかりますが、日本から見たら、20円だって安いのに!日本はリッター140円よ!)

 テレビではMTVのようなイランの歌手の音楽番組が流されています。確か、イランではエンターティメントは禁止のはず!
 実はエスファハーンで半日の市内観光を申込み男性のイラン人ガイドさんの案内で市内の見所をざっと歩いて見て回りました。観光が終わる時に、夜に何か地元のダンスとか音楽とかエンターテイメント、舞台を見たいと思ったので、「今夜、何か見れるものはありますか?」と軽く尋ねたら、「現在のイランではエンターティメントは禁止です!」との答えでした。イスラムの厳しさを感じました。
 
 そのことがあったので、家庭のTVで音楽番組、ましてペルシャ語で歌っているとは、どういうこと??と思っていたら、それは衛星放送で受信している映像だそうです。
 国内でのエンターテイメントは禁止なので、歌手を目指す人は欧米に移り、そこで活動してると。アメリカにいるイラン人向けのエンターテイメント放送が欧州経由でイランでも受信出来るのだそうで、それを見ているのです。アメリカでの放送なので、イラン人男性歌手のバックにはもう水着姿というのか露出が高い美人イラン人女子(?)が踊っていたりして、こちらの方が大丈夫なの??と心配になるような映像が流れています。

 家では、女性もチャドルを脱ぎ、いわいる普段着になります。メリさんもラルフローレンのポロシャツにパンツといったラフなスタイルに。

 イランでも真っ黒なチャドルを着ているのは年配の女性だけって感じです。若い女性や年配の女性でもオシャレな人は、黒か茶色の長袖のハーフコートに黒のパンツ、そして一応髪の毛や首を見せないようにスカーフ(柄物、色物のスカーフでオシャレを競うような感じ!)を巻いているのが主流のファッション。
 機内で会ったメリさんもチャドル姿ではなかったので、「チャドルを持っているなら見せて!」とお願いしたが、奥の部屋から出して来てくれました。
 てっきりチャドルは「黒」だと思い込んでいたら、なんと!白地の細かい花柄の生地で作られたチャドル!なんです!もうこれにもビックリ!
 次男もそのチャドルを見ると懐かしそうに、「母も若い頃はよくこのチャドルを着ていた」と言ってました。

 メリさんは、アルバムを出して来てくれました。家族旅行のアルバムで、家族4人で海外のあちこち(インドやタイのアジアやスイス)に行った時の写真がぎっしり!
 写真を見てもメリさんは海外ではスカーフを取って、自由を楽しんでいる感じです。

 実際のイラン人家庭訪問してみると、もう発見だらけ!(私がイランの事を知らな過ぎるのでしょうけど。)驚くばかりです!
 イランのイスラム原理主義は厳しいと聞いていましたが(実際は厳しいものだと思いますが)、現実の生活はゆるいというのか、表向きは(外では)イスラムの建前ですが、一歩中に入ると、ゆるいので国民もやっていけるのではないか?と感じました。

 さて次は家庭ので驚くべき食事についてです!
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by airmail-trvler | 2012-05-19 00:45 | I