Kagoshima 指宿でアドベンチャー@竹山
(2013年9月 JR山川駅にて:JRの有人駅では最南端の駅)
知覧の武家屋敷を後にして、車でMさんとさらに南下して指宿へ。今回の指宿に行く目的は2つあります。Mさんの提案で指宿に行くのですが、彼女の2つの目的は以下:
1:砂蒸し風呂や指宿の温泉にはいること
2:「竹山」に行くこと
1は、当然というか、よ~くわかりますし、4年前に知覧~指宿に行った時に初めて砂浜の地熱による砂風呂を体験し、これはいい~~!!とすごく印象に残っていて、また来たい!と思っていたので、また行けることは嬉しい限り!でした。温泉も言うことなし!です。
2の「竹山」に行くというのは、これはMさんの個人的なことなんですが、詳細は省きますが、Mさんにとって、この竹山は夢に出て来た山で(何度も夢に見たそうです)、この山は自分にとって何かあるのでは?と思っているのだそうです。
彼女がお仕事(環境問題)の関係で、指宿にある地熱発電所を訪れた時に、この竹山と遭遇!この独特なシェイプの竹山に心を奪われたとか。今年の始めに指宿に1週間ほど滞在。この竹山に「竹山神社」があることがわかり、上った時に、ピンと来るものがあったとか。改めて竹山に行きたいということで、今回行くことになりました。
そのような話はざっと伺っていました。私の頭の中では、よくちょっとした山の上に神社がある、程度に思っていました。神社に行くのは好きなので、私も行こう♪という軽いノリで行ったのでした。
指宿には開聞岳という薩摩半島の太平洋に突き出たところに標高924mのシェイプの美しい山があるのですが、その開聞岳の東に突起したような不思議なシェイプの山「竹山」があります。
目を引く竹山!
開聞岳を過ぎるとこのユニークなシェイプの竹山が見てきます!!
これが竹山!
標高は202mなので、大した高さではないのですが、このすそ野がない形ではすごく標高があるように見えます。
この円筒のような竹山には続いて少しなだらかな面があり、そこに竹山神社があります。竹山神社は
「古くから修験道の霊場とされ山上には天和3年(1683年)創建の竹山神社の祠がある」(JRお出掛けネットから)とのような場所にあるのです。
駐車場から竹山神社へ
一応、竹山も車で少し上ることが出来、駐車場で車を止め、鳥居をくぐって坂道を上がって行きます。
少し上がって行くと小さいながら赤い神社の祠が見えてきます。
竹山神社にお参り…「武山神社」とありますが、「竹山神社」なんです
ソテツ自生地
そこでお参りして… さて、下りましょう、と思ったら、Mさんは「もっと上に行きましょう!」というのです。
この看板の横にさらに上に上がる道が…
祠の入り口の狛犬の横にさらに道らしきものがあるのですが、本当に登れるの??道があるの??って感じなんですが、Mさんはすたすた行ってしまいます。
しょうがない!ついて行かないと!って感じで後ろをついて行きました。
最初は道らしきものがあったのですが、途中からはもう草・笹がぼうぼうで道が消え(なんとなくけもの道があるような…感じ)、蜘蛛の巣もたくさんはってあり… 自然の中なので大きな蜘蛛が陣取っているし… Mさんは逞しく蜘蛛の巣を手で払い、ズンズン進んで行きます。
こちらは残っている蜘蛛の巣をしゃがんで避けて、とにかくついて行く… (何だか探検隊のような…)
とにかくMさんについていく…
草が切れると海が見える
また草をかき分けて行く…
背が高くなっている草に埋もれてMさんが見えなくなったり!!(なんでこんな道なき道を行くような冒険をしなきゃならない??なんて思いながら)
途中で草が切れると素晴らしい眺めが拝めますが、足元が危うく… 草で本当にどれが道なのか?もしかして崖があるとか? わからずにともかく進む…
時々、お参りしたり…
頂上が見える所まで来た!
眺めは素晴らしい!
天然ソテツ
先にさらに黒い小さな鳥居が見えてきました!(こんなところに!!??)
という時に、前を歩いていたMさんが目の前から消えました!
えっ??何が起こった?UFOに誘拐された??
何と、足を踏み外し、落ちていたのです!
ガタガタする石の道になったところで、石の右側が崖で、その崖が草で見えなかったのですが、その位草がぼうぼうに生え、笹が生い茂っていました。
その草や笹で助かったのです!Mさんは溝にお尻が落ちたようにくの字になっていました。草や笹が生い茂っていなかったらそのまま落ちていたかもしれません。(コワイ!!)
こちらも助けようにも、足元の石がグラグラして、バランスが取れず、とても人を助けるどころではない!状態で、どうしようかと!!
ごめんなさい!だけど動けない!って感じなんです。
なんとかMさんは笹を掴み、自力で這い上がってくれたのです!
もう良かった!ホッとしました!!
何かあったら、携帯が使えるか? とにかく麓に駆け下り、人を呼びに行かないと!でしたが、自力で這い上がって来れくれて、本当に良かったです!!
私の方は、もうそれ以上は進む気になりませんでした。もし自分が落ちたら、Mさんに迷惑を掛けるし、自力で這い上がる筋力がないかも…(弱気!)ですし、もし、また道が見えず、Mさんが落ちたらと思うと「もう、ここで止めましょう!」と叫んでしまいました。
Mさんも黒い鳥居が見えているので、そこで断念し、そこで祈りをささげ、下山することにしました。
今度は私から下りるので、笹を引っこ抜き、蜘蛛の巣をその笹で払いながらの下山となりました。
無事に途中の赤い祠が見えて来て、ホッとし、ゆっくりと駐車場まで戻りました。
生還出来た!って大袈裟ですが、そんな感じでした。無事に戻れて良かったです。
(もう下山の時は写真なしです…それどころではなかった…)
本当にそんな探検のような道なき道を行くとは思いませんでしたので、普通の格好(まだ暑いので軽装)で、靴もヒールはないですが、革靴という普通に町を歩くような服装でしたから、まさかそんなところに行くなんて!です。そういうところに行くなら、軍手とか靴とか用意してきたのに!!です。
その後、ネットで調べたところ、その上にある黒い鳥居の先にも黒い祠があり、Mさんも今年の1月にそこまで行ったというのです。その時はちゃんと道があったので、楽に行けたのに、今回は草がすごくて道がなくてビックリしたと。
竹山の上から初日の出を拝むようで、上の黒い祠には日の丸が掲げてある写真がネットに出ていました。どうも(推測ですが)初日の出用に年末には草を取り除き、道をちゃんと作るのではないかと。
1月にMさんが行った時も、道があったのはそういうことなのでは、と思います・
その後は放っておかれ、夏に草がぼうぼうに伸び放題となり、道がなくなってしまったのでは?と思います。予め、上の方に黒い祠があると知っていたら、私も不安にならなかったのですが、何処に行くのか?って感じでしたので、黒い鳥居が見えて来た時に、初めて納得したという感じでした。
ともかく、こんな冒険をしたのは初めてかも(無理はしない方なので)という感じでした。実際に行ったのは9月27日ですから、今、まだ筋肉痛…ですよ!
竹山神社から下山して、やっと砂風呂&温泉です!指宿の山川町の温泉は絶景!です!!
by airmail-trvler
| 2013-09-30 22:30
| K