Mito 秋の水戸に行く3
(2013年10月 水戸市内にて)
初めて水戸の町を歩く、旅行者のように観光を楽しむように、水戸を見てみると…
水戸駅南口の歩行者デッキに「水戸の納豆記念碑」があります!宇都宮の餃子像に次ぐ驚きがありました。さすが水戸納豆の本場です。
水戸の納豆記念碑、リアル??
水戸の町を水戸駅の北口から銀杏坂を上がって行くと、目に付くのが、マンホールのフタ!水戸らしいデザインのものが次々と出て来ます。
マンホールのふたも梅盛り!
水戸は「水戸黄門」ではありませんが、水戸徳川家の拠点でもありますから、町のあちこちに藩主様や将軍様が!町のストリート・アートが水戸徳川家の人々の像というのは、さすがに水戸ですね。
以前に水戸に来たのは、今年の2月に大洗に行きました。冬のあんこう鍋を食べよう!と友人と車で出掛けて行き、水族館を見学… いざ、あんこう鍋を!となった時、やはり美味しいあんこう鍋は水戸にあるということで、夕方に大洗から水戸に移動、水戸の「山翠」さんで、ふうふうしながらあんこう鍋をいただきました。
寒い時にはお鍋が一番!
鮟鱇がたっぷり~
その時、水戸に着いた時にはもうすっかり暗く、「山翠」さんの近くのコインパーキングに車を置き、あんこう鍋だけ食べて水戸をあとにしてしまったので、水戸の町の印象がほとんどないのですが、「山翠」さんのある辺りが古い街並みが残っています。京都の町屋のように間口の割には奥深い家が残っています。
「山翠」さんもそうですが、入ってみるとかなり奥に深くお店が続いています。「山翠」さんのそばにカフェの看板があり、そのカフェがずっと気になっていました。
入口も趣がある
奥深いところがカフェ
今回、実際にカフェの中には入りませんでしたが(次回の楽しみにしています!)、まさに建物の入り口の幅から考えられない程、カフェの入り口は奥まったところにあります。
こういう古い街並みが残っているものステキだな~と思います。
水戸に来たのは実は4度目で、今年の2月のあんこう鍋の前に2005年10月に水戸芸術館で「『X-COLOR/グラフィティ in Japan』展」が開催中に来たことがあります。(それ以前には、水戸偕楽園に梅を見に行ったことがある。)
水戸芸術館
この展覧会を見ることが目的ではなく、水戸芸術館に併設しているミュージアムショップ「コントルポアン」に用事がある友人に同行したという感じでした。行ったついでにその「『X-COLOR/グラフィティ in Japan』展」を見ました。館内だけでなく町中にグラフィティが溢れ、芸術館でもらった案内図を手に町中の商店や壁にアーティストが描いた“落書き”作品を見て回ったのを覚えています。
町中の落書き@2005(作品です!!)
もう8年前に行った水戸芸術館のショップが気になったので、今回も行くことにしました。
館内には行ってみると、ロビーにパイプオルガンが目に入ります。週末に無料のパイプオルガンコンサートがあるとのことでしたが、行ったのは平日でしたので、またいつかパイプオルガンの演奏を聴きたいと思います。
ロビー
館内では館内見学ツアーがあり(500円、カフェでのドリンクチケット付)、申し込むことにしました。水戸芸術館には美術館だけではなく、劇場やコンサートホールもあります。どんな劇場なのか興味があり、見学ツアーに参加しました。
ツアーの時間までに付いていたカフェのドリンクチケットでアイスコーヒーを飲んだり、ミュージアムショップ「コントルポアン」で水戸芸術館のイラストのポストカードを買ったりして、時間を潰し、集合時間に受付に行きました。平日ということもあり、見学ツアーの参加者は私だけ!
マンツーマンの贅沢なツアーになりました。先ず、参加記念にということでポストカードをいただきましたが、そのポストカード、今さっきショップで買ったばかりのもの!見学ツアーに申し込んだ時に、こちらの参加記念品も欲しかった!と思いながら、ツアーが始まりました。
グローブ座を近代的にした?劇場、ここでの芝居を観たいですね!
先ず劇場から。芸術館そのものが磯崎新氏の設計・デザインなのですが、劇場も磯崎氏のデザインで、元々がイギリスのシェークスピアでお馴染みの「グローブ座」のデザインのアイデアを東京グローブ座に生かし、さらに水戸芸術館の劇場に復元するというようなデザインになっています。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ!
http://www.arttowermito.or.jp/Tower/isozaki3j.html
そういう説明を受けながらツアーは、パイプオルガン、コンサートホール、美術館と進んで行きます。
パイプオルガンは、4000本のパイプがあるそうですが、ドイツで修業した日本人2人によって作られたものだそうです。2011年3月の震災の時には、太いパイプが2階から外れて落ち、修復に4か月掛かったとのことです。
最後はくねくねタワーとも呼ばれるアートタワーの見学へ!(アートタワーの入場料は200円ですが、こちらも見学ツアーに含まれています。正式名称は、アートタワーミト「ATM」のようです。)
水戸芸術館が出来たのが1989年で、その年は水戸市制100年を記念して、この芸術館が建てられ、シンボルであるこのアートタワーの高さが100mなのだそうです。
展望室の中!
地上86.4mにある展望室にエレベーターで昇ります。中のデザインもシュール!と申しましょうか、普通のタワーとは違い、さすがアート・タワーです。この丸窓からのぞきますと、水戸が一望出来ます。
この日は、好天でしたが風が強く、アート・タワーもちょっと揺れました。(強風の場合はクローズだそうです。)
水戸に行ったら、このアート・タワーの展望室に行ってみるのも、磯崎新氏の建築デザインを見るということでユニークな経験になると思います。
水戸芸術館は現代美術等ユニークな展覧会を発信する拠点でもありますので、興味深い展覧会の時には旅行がてら来たいですね。
水戸には茨城県立美術館もあり、こちらにはルノアール、ピサロ、モネ、マネといった印象派の絵画が収蔵品としてあります。水戸は美術、芸術巡りにも楽しい町です。
茨城近代美術館に行った時には、一階のホールで「口笛フェスタ」が開催されていました。無料なので、見る(聴く)ことにしました。何でも水戸は世界レベルの口笛奏者を輩出しています!
今年アメリカで行われた世界口笛コンテストで、成人女性の部とティーン女性の部で水戸出身の女性が世界チャンピオンになっています!スゴイ!
口笛の町、水戸が生んだ世界チャンピオンの加藤さん
水戸市内の14歳の中学2年生の加藤万里奈さんが口笛のティーン女性の部で優勝で、水戸のアイドルになりそうな感じがします。実際の口笛はさすがに上手かった!聞き惚れてしまいました!これからの活躍が楽しみ♪なんて感じでした!注目!!
水戸は他にも「弘道館」(徳川慶喜も学んだ藩校)が有名な観光スポットですが、残念なことに震災後の補強工事中… 復旧工事が終わるのはいつ??
復旧工事中の弘道館
水戸では、秋の栗の季節(茨木の栗の生産高は全国1位!)ですから、栗もいただかないと!です。和菓子店で栗を使ったお菓子を買い込んだり…
「将軍コーヒー」のサザコーヒー水戸駅店でマロンロールケーキをいただいたり…
リッチな将軍コーヒーといただくマロンロールケーキ
栗ごはんや栗料理を出す料理店があるといいのに!と思いました。メインストリートしか歩いていないので、もしかしたら探したらちゃんとそういう料理を出すお店もあるのかも?です。
また地元のスーパーに行くと、全国区の商品だけでなく、ローカル企業、メーカーの商品が並んでいるのを見つけるもの旅の楽しさ!ですが、今回の水戸では、水戸駅ビル「エクセル」にあるBeマートで「みのりヨーグルトドリンク」(メーカーは、茨城県小美玉市にある株式会社美野里ふるさと食品公社です)を発見!
こういう地元ものに出会うと嬉しくなりますね。味に味わい深さがプラスされたように感じます。
そんなことで歩いて見て回り、目でアートを楽しみ、耳で口笛演奏を聴き、舌で栗を味わいと予想以上にいろいろ楽しめた水戸でした。水戸は東京から120㎞程の距離にあり、スーパーひたちでも1時間ちょっとで行けて小旅行が楽しめる町です。
また機会みて行きたい!と思っています。茨木がモチーフの50円切手が出て来ました。次回はこの切手を持って、風景印を押してもらおう!と思っています。来年の4月に消費税が上がると切手料金も値上がるので、その前に行かないと!!なんです。
by airmail-trvler
| 2013-10-16 23:45
| M